医療費適正化に向けた取組み

お薬手帳について

 お薬手帳とは、処方された薬の名前や量、回数などを記録する手帳です。別々の医療機関から同じ薬を処方される重複投薬や、多くの薬を服用することにより副作用などの有害事象を起こす「ポリファーマシー」を防ぐのに役立ちます。
 また、旅行先などで急に具合が悪くなったとき、お薬手帳があれば自分の薬の状況を正確に伝えることができます。医療機関にかかるときだけでなく、常に持ち歩くようにしましょう。
 お薬手帳が何冊もあると、飲んでいるお薬の確認が難しくなります。お薬手帳は1冊にまとめて利用しましょう。

セルフメディケーションについて

 セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること(セルフメディケーションの概念)」と定義されています。
 セルフメディケーションの取組みとして、健康状態を自己管理する、必要な運動・休息・食事を心がけるといったことがあります。また、OTC医薬品の普及が進んでいることから、これら医薬品を状況に応じて活用することも含まれます。セルフメディケーションの基礎は、自分の健康状態を知ることです。定期的に自身の健康状態を確認するために、毎年健診を受診しましょう。

 ※OTC医薬品とは、ドラッグストアなどで処方せん無しに購入できる医薬品のこと

リフィル処方箋について

 リフィル処方箋とは、症状が安定している方に対して、医師が可能と判断した場合に発行される、最大3回まで繰り返し使用できる処方箋です。繰り返し使用できる期間中は、リフィル処方箋により医師の診察を受けることなく薬局で薬を受け取ることができます。それにより、通院にかかる負担の軽減や受診時の感染リスク低下などが望めます。1回あたりの投薬期間と総投薬期間については、医師が患者の症状などを踏まえて個別に判断します。リフィル処方箋による投薬期間が終了する前でも、症状が変化した場合などには医療機関を受診することは可能です。

※投薬量に制限のある医薬品や湿布薬はリフィル処方箋による投薬はできません。

医師や薬剤師とよく相談し、適切な処方を受けましょう。


 
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