ヒトパピローマウイルス感染症予防接種について

HPVとは

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。 子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がん 等のがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっており、特に近年は、若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

HPVワクチンについて

 HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類あります。

厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~

対象者

  • 美郷町に住所がある中学校1年生から高校1年生相当の年齢の女子

高校1年生相当(今年度で16歳になる方)は、公費対象となる最終年度となっております。

  • HPVワクチン接種は最大で合計3回で、完了するまでに約6か月かかります。
  • 公費による接種を希望する場合は、遅くとも今年の9月までに1回目のワクチンを接種する必要があります。
  • 公費による接種が終了となる来年の3月末は、予約が取りづらくなる可能性もありますので、余裕をもったスケジュールでの接種をご検討ください。

※詳細は、下記のチラシをご参照ください。

接種方法

右記の関連ファイル「ヒトパピローマウイルス感染症予防接種協力医療機関」をご確認のうえ、医療機関へ予約して接種をしてください。

  • 予診票
  • 母子健康手帳(過去の接種歴がわかるもの)
  • マイナンバー保険証または資格確認書

なお、予診票は、接種対象となった年度(中学1年生になった年度)及び接種対象の最終年度(高校1年生相当:16歳になる年度)に住民票の住所へ郵送いたします。
お手元に予診票がない場合は、こども子育て課窓口で交付いたしますので、母子健康手帳をお持ちのうえ、来庁ください。

接種間隔について

標準的な接種方法の場合、3回の接種を完了するまで6か月必要となりますが、国では、標準的な接種方法による接種ができない場合、医師と被接種者で相談のうえ最短4~5か月に接種間隔を短縮して接種することを認めています
※詳細は下図をご覧ください。

注意事項

※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

副反応について

接種後、副反応として以下の症状が現れる可能性があります。接種後は30分間、安静にして様子を観察してください。

  • 接種部位の痛みや腫れ、赤み
  • 失神(血管迷走神経反射)
  • 軽度の発熱や倦怠感 等

なお、厚生労働省では、予防接種に関する相談窓口を開設しております。接種に対して不安等がありましたら、下記をご覧ください。

厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口

キャッチアップ接種について

 HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方(平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性)に対して、公平な接種機会を確保する観点から、無料で接種を受けられるキャッチアップ接種を実施しています。
 キャッチアップ接種(公費による無料接種期間)は令和7年3月31日までとなっておりましたが、令和6年夏以降の大幅な需要拡大により接種希望者が接種できなかった方がいる状況を踏まえ、 令和7年3月末までに接種を開始した方に限り、令和8年3月末まで公費で接種できることとなりました。


厚生労働省 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~

対象者

  • 平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性のうち、令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
  • 平成20年度(平成20年4月2日~平成21年4月1日)生まれの女性で、令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方

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