令和8年1月 新年のごあいさつ
新年のごあいさつ
秋田県美郷町長 松 田 知 己
新年おめでとうございます。みなさまにおかれましては、昨年を振り返りながら、今年をどういう年にしたいかに想いを馳せているものと存じます。
さて、昨年は多面において「異変」の連続だったように思います。まず気象面においては、少雨による渇水状況の後の豪雨発生。生活面においては、紛争や為替の変動を起因にした物価の高騰、米の不足状況を起因にした米価の高騰。経済面においては、円安の進行と株価の高騰がありました。ある人によっては良く、ある人によっては悪い環境でした。さらに生態系においては、誰にとっても良くないツキノワグマの異常出没。日常生活に不安を感じさせられました。
他方、行政においてはどうかと言うと、人口減少を踏まえた子育て支援の強化面では、子育て支援拠点施設の整備を計画通り進めたほか、学校給食では栄養価の高い米の提供を実現できました。また、移住定住の強化では町有地(旧六郷わくわく園跡地)の宅地化を推進しました。町民生活の向上の観点では、配達負担軽減等のため広報お知らせ版を廃してテレビ回覧板をスタートさせたほか、環境負荷軽減としてプラスチックゴミの回収実施などの良い点があった反面、財政環境は残念ながら悪化の状況で、現在のところ、基金取崩額を積み戻しできない見通しにあります。そのため、行政として一定の安定性はあったものの、一部で変化をきたしているところです。
こうした状況を総括して臨む今年も、行政においては引き続き計画的に取り組みを前に進めなければいけません。その基本となる町の総合計画(後期行動計画)は既に策定しており、その実践を着実に推進してまいります。まずは今年夏頃に供用開始を見込む子育て支援拠点施設は着実に完成を目指します。また、整備した宅地については夏以降の販売に向けて準備を進めるとともに、検討課題の小中学校の給食費は負担軽減の強化を進めます。一方、それを支える財政環境も改善に向けて取り組まなければいけません。各般にわたる支出をさらに精査するとともに、収入では各種施設利用料等の妥当性も検討し、収支両面での改善に取り組んでまいります。
時代は確実に変化し、それに合わせて人の価値観も変わり、結果、物や物事に対する価値も変わってきております。それに対応していくことが肝要である一方、時代が変化しても変わらぬもの、それを大切にしていくことも住み心地や住み良さに直結してまいります。美郷町は令和8年も両面を認識した町づくりを進めてまいります。今年も町民みなさまのご理解とご協力を心からお願いいたします。
(広報美郷 令和8年1月号より)
