令和6年1月 新年のごあいさつ

新年のごあいさつ ()

秋田県美郷町長 松 田 知 己 

 新年おめでとうございます。みなさまには、全般的に動きのあった昨年を振り返りながら、「今年はこういう年になってほしい」という願いを持って、新年をお迎えのことと存じます。 新年おめでとうございます。みなさまには、全般的に動きのあった昨年を振り返りながら、「今年はこういう年になってほしい」という願いを持って、新年をお迎えのことと存じます。

 さて、その昨年、本当にいろいろなことがあった一年でした。社会活動面においては、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同様の扱いとなった5月以降、全般的に活動が活発化し、息のしやすい方向に動いた一方、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化やパレスチナとイスラエルの紛争勃発、為替の変動などによる物価の高騰など、見える安心と見えない不安が同居する複雑さがありました。また、気象面では、夏の猛暑の連続や秋の高温の連続などにより農作物に影響があったほか、ツキノワグマが異常に出没するなど、過去に経験のない事象も目の当たりにしました。生活者としては少しでも安寧を求めたいわけですが、残念ながら実感は総じて不安定化に向かっているように感じてしまう年でした。

 こうした中で、行政機関に属する私どもが果たす役割は、できるだけみなさまの不安定感を減少させ、町内での生活に少しでも満足感が増えるよう、町の未来を見つめながら各般の課題に着実に対処していくこと、それに尽きると私は考えております。そのため、令和6年におきましても、こうした認識を前提に各般の施策を企画立案し、円滑に展開していくよう努めてまいりたいと思います。引き続き、私はじめ町職員が一体となって努力を積み重ねてまいりますので、みなさまには、今年も町の各般の取り組みにご理解とご協力をいただけますよう、心よりお願いを申し上げます。

 ところで、賃貸住宅大手企業が毎年実施している「街の幸福度ランキング」の結果が昨年11月に発表され、美郷町は3年連続で県内第1位となりました。自治体が何のために存在し、何を求めて各般の施策を展開するのか、日頃より考え、意識して汗を流している立場からすると、これ以上嬉しい結果はありません。書家であり詩人の相田みつをさんに「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」という作品がありますが、真理と思います。この度の結果は一つの指標でしかありませんが、今後も継続できるよう、引き続き「こころ」を大切にする認識で、がんばってまいりたいと思います。

 令和6年が、多くのワクワクと確かな明るさに満ちた一年になりますよう心より念じ、新年のあいさつといたします

(広報美郷 令和6年1月号より)

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