「知る楽しさ」
先々月、某局で「全国高等学校クイズ選手権」が放映されました。ご覧になった方も多いと思います。体力、知力、度胸が試される番組で、本当に面白かったのです。そして、こうしたクイズ番組に共通して感心するのは、知識量。よくもまあ、あれだけ知っているもんだと思います。きっとそういう方たちは、「知ることの楽しさ」をはっきり認識していて、常に何かを知ろうとしている。言葉を変えて、好奇心旺盛なのだろうと思います。素晴らしいことです。
知ることの楽しさと好奇心は、心の働きとして同義と私は思いますが、申すまでもなく、その心の働きは私たちにはとても大切なことです。それがあるからこそ新たな事柄に向き合い、それを以って新たな刺激を得、それが起点となり何かを考え、何かを実践する。その繰り返しの中で、思慮の深まりが醸成され、さらに生きている実感や幸福感の形成にも繋がっていくように思うところです。
さて、美郷町ではそうした「知る楽しさ」や「好奇心」に触れる各般の取り組みを、他自治体に負けないくらい展開しております。先々月ですが、私はその成果を実感する場面に立ち会いました。美郷中学校生徒のタイ王国訪問の報告会です。生徒たちは「タイを訪問してみよう」という好奇心のもと出立し、現地でいろんなことを経験して「知る楽しさ」を実感して帰国したように、私には感じられました。来月はタイの生徒が来町しますが、同質の成果に至ることを期待したいと思います。また、町は先々月、美郷町所蔵品図録第一巻を発刊しましたが、これも「知る楽しさ」を感じる一つのきっかけです。ぜひ学友館でご購入いただき、知らない町所蔵品を知ることで得られる知的楽しさを求めていただきたいと思います。そして今月14日は、リリオスでヨネックス㈱との連携による中学生対象のソフトテニス教室。29日は、公民館で陸上自衛隊音楽隊コンサートの開催。こちらは既に参加者確定ですが、スポーツや音楽面で知る楽しさを実感できる一つの機会になると思っております。
前出のクイズ選手権ですが、その大人版が「アメリカ横断ウルトラクイズ」。私は大学生時代に宮城県松島町で開催された予選に出場したことがありますが、知識不足ゆえに〇×クイズの段階でアウト。今考えると、身の程知らずの当時の行動力を褒めたいと思いますが、クイズの面白さと悔しさを知った経験の一つでした。「知る楽しさ」には、悔しさを知ることも含まれるんですよね。ある意味で、これも面白いことです。(笑)
秋田県美郷町長 松田 知己