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「リストの意義」 

 

 8月は終戦記念日を迎える月であるため、毎年、第二次世界大戦に関する各種番組が放映されます。今年も7 月下旬から8月中旬にかけて、「映像の世紀 第二次世界大戦」という番組が4回シリーズで放映されました。改めて戦争の狂気と戦争責任を考えさせられながら、悲惨な場面も含む映像を視聴しておりましたが、他方でこれだけの映像をよく集めたものだなと感心もさせられました。
 その映像については、きっと番組制作局に膨大な映像アーカイブがあり、その中から番組趣旨に合う映像をピックアップ、編集したものと思いますが、ポイントは「映像リスト」の存在だろうと思います。それがなければピックアップ作業は人海戦術となります。
 さてこうしたアーカイブリスト、すべての分野で重要であることは申すまでもありません。例えば図書館。所蔵本リストがなければ管理をはじめ、貸し出しもできません。また、芸術作品も同様です。アーカイブリストがあるからこそ適切な管理や活用、貸し出しなどが可能となります。そのため、美郷町では学友館所蔵本はもちろんリスト化しておりますし、芸術作品についてもリスト化を適宜進めてきたところです。このほど、そうした芸術作品リストを踏まえ、美郷町としては初めての「美郷町所蔵品図録 第一巻(絵画彫・刻・写真)」を発刊する運びとなりました。
 発刊の目的は、まずは町民みなさんに「町にはこういう所蔵作品がある」ことを知ってもらうこと。そして「所蔵作品は私たち町民の共有財産である」ことを認識してもらうこと。そのうえで「大切な共有財産だからこそ次世代に引き継いでいく」という、継承意識醸成のきっかけにすることです。もちろん、作品管理に携わる私たち町職員にとっては、文化行政の一環として作品の有効活用をさらに考えるとともに、適切な管理の責務を改めて認識するきっかけにもなります。発刊は今月18日。販売価格は税込で千円です。できるだけ多くの方にご覧いただきたいと思います。
 さてさてそうしたリスト、確かに大切ですが日常生活で考えますと、なかなかきちんとできないのも現実。でなければ私のように同じ本を2回も購入するなんてミスは生じません…おっと、これは蔵書リストの問題ではなく、私の記憶力の問題ですね。笑

秋田県美郷町長 松田 知己

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