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「知ること~その意義」 

 東京目黒で用務があり、その後、宿泊地の永田町に向かう時の失敗談です。目黒には地下鉄南北線が通っており、乗り換えなしで永田町に行けるため、南北線に乗車。その後、居眠りしてふと気づくと、なぜか芝公園駅を通過。「なんで?」と路線図を確認したところ、乗っていたのは都営地下鉄三田線。地下鉄目黒駅には南北線と三田線が乗り入れており、そのホームが一緒のため、乗車の際には行先確認が必要とのこと。それを知らない私は来た電車に疑問なく乗ったため、誤って三田線の電車に乗ってしまったという次第です。結果、遠回りして要らぬ時間とお金を掛けてしまいました。
 世の中には、知っているか知らないかで、大きな差が生じることが数多(あまた)あります。先ほど述べた例もその一つですが、みなさん共通して分かりやすいが「勉強」です。例えば、数学では定理を知っているか知らないかで、大きく差が出ます。また、暗記科目では如実にその差が顕在化します。ちょっと分野が違いますが最近多く使われている生成AIも、学習量に応じて精度が向上するとのことで、やはり知っているか知らないかで、結果に影響が出ることとなります。
 さて、その延長の話ですが、行政においても同様ことがあるように思います。そのため、町では「行政」をもっと知ってもらう機会として、7月から「行政事務出前講座」を開催していきます。目的は、意外に知られていない行政の業務について解説することで、今の行政展開を理解していただくとともに、そうした知識や理解を踏まえ、何らかの形で行政に関わるきっかけにしてもらいたいためです。やはり知っているか知らないかは大きいと思いますし、知ったからこその何か(それが思慮もあれば行動もあると思います)が、生まれてくるように思います。なおこの出前講座は、各課局室単位に行いますので、計14回の企画です。全部を聞いてほしいですが、興味ある回だけ聞くのもありです。ご参加をお待ちしております。
 ところで今月はラベンダーまつり。そのラベンダー園で、知らないことがあるかどうか、それを知るための挑戦が始まります。東北大学農学部の先生と学生が、分析用試料として美郷雪華の採取を行います。分析してみないと分かりませんが、未知の何かがあることを大いに期待しております。もし知らない何かがあったとすれば・・・知ったことで得る新たな挑戦が生まれるかも知れません。
 
秋田県美郷町長 松田 知己

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