「花を咲かせましょう」
新年度に入り、ほぼひと月が経過しました。新生活に入ったみなさんにとっては、記憶に残るひと月だったのではないでしょうか。特に転居の伴った新生活の方は、生活リズムに加えて土地に馴染む必要もあって、より記憶に残るひと月だったものと思います。
私も大学入学時には仙台市内のアパートに引っ越ししましたので、ゴールデンウィークまでのひと月の記憶は結構残っています。大学生活に慣れながら、食料品を買うスーパー探しや安く食事できる食堂探しなど、ひとしきり難儀しました。というのも、借りたアパートが大学教養部には近かったたものの住宅地の中にあり、スーパーなどが近くに無かったからです。ちなみに学部に上がる時には、スーパーが近くにあり、学部にもほどほどの距離のアパートにしました。
「住む場所」の選択には、自身の価値観や交通手段、家族状況などでいろいろな判断があるものと思いますが、共通する判断要件は生活に必要な買い物に不便さを感じないこと、そしてできれば学校や勤務などの日常往来に不便さを感じないことなどではないでしょうか。この度、町で整備した旧六郷わくわく園跡地の宅地分譲地は、まさにその条件にドンピシャです。具体的に申しますと、スーパーやホームセンターが近くにあり、子どもにとっては認定こども園や小・中学校が近く、さらに休日は余暇時間を過ごせる公園や図書館、整備中の子ども子育て支援拠点施設が目の前の場所だからです。
この度の取り組みの目的は、人口減少を踏まえた移住・定住の促進ですので、できれば町内外の若い人に求めていただきたいと考えております。少子化対策にも繋がるからです。もちろん、むかし若かった方の購入を排除するものではありません。どなたでも購入できますので、誤解が生じないよう付言いたします。いずれ、そうした目的ですので、宅地購入に関しては支援策も準備しております。ぜひ、住宅新築を考えている方にはご検討いただきたいですし、お知り合いにそうしたご意向の方がいらっしゃれば、どうかお勧めをお願いしたいと思います。なお、第一次募集のお申し込みは6月末までです。
昔話の「花咲か爺さん」では、お爺さんが「枯れ木に花を咲かせましょう」と桜の花を咲かせてみせますが、美郷町では「跡地に家を建てましょう」というみなさんの掛け声で、「人の往来や会話」という花を咲かせることができるよう、心から望みたいと思います。
秋田県美郷町長 松田 知己