統計調査について

統計調査について

・統計調査とは
『統計』とは、「一定の条件(時間・空間・標識)で定められた集団について調べた(あるいは 集めた)結果を、集計・加工して得られた数値」のことを言います。また、『統計調査』とは、その結果や数値を調べる(あるいは集める)行為のことを指します。

統計は、私たちの生活に広く浸透しており、行政機関においては、行政上の基準や各種計画等の基礎資料として数多く用いられています。
さらに民間においては、企業活動の指針や学識者の研究利用のための基礎的数値として利用されるなど、統計は多くの分野で用いられています。

 
・統計調査の分類と種類
官公庁などの行政機関で実施される統計調査は、主に以下の3つに分類されます。
【基幹統計調査】
国又は地方公共団体が作成する統計のうち、政策の決定や運営等の基礎資料として特に重要なものについて、総務大臣が指定したものを「基幹統計調査」といいます。
現在は、国勢調査、工業統計調査等 56種類の調査が基幹統計調査として実施されています。この基幹統計調査には、統計法により申告義務、公表義務及び秘密保護義務が課せられています。
(秘密保護義務は一般統計調査にも課せられています。)。
  〜 基幹統計調査の種類 〜
国勢調査  (総務省) 工業統計調査  (経済産業省)
経済センサス  (総務省) 毎月勤労統計調査  (厚生労働省)
住宅土地統計調査  (総務省) 人口動態調査  (厚生労働省)
就業構造基本調査  (総務省) 農林業センサス  (農林水産省)
全国家計構造調査   (総務省) 学校基本調査  (文部科学省)
など
【一般統計調査】
国などの行政機関が行う統計調査のうち、個人や民間事業所を対象とし、基幹統計調査以外のものを一般統計調査といいます。
一般統計調査を行おうとするときは、あらかじめ総務大臣の承認を受けることとされており、現在は121種類の調査が承認されています。
  〜 一般統計調査の種類 〜
・社会福祉施設等調査 ・農業構造動態調査
・介護サービス施設・事業所調査 ・漁業動態調査
・国民健康栄養調査 ・宗教統計調査
など
【届出統計調査】
指定統計及び一般統計以外の国や地方公共団体が作成する統計をいいます。
実施に当たっては事前に総務大臣への届出が必要となっており、また、国が行うこれらの調査は、地方公共団体を対象とするものが殆どとなっています。
  〜 届出統計調査の種類 〜
・住民基本台帳人口移動報告 ・気象年報 ・市町村別決算状況調
・県民経済計算年報 ・自動車保有車両数 ・電気事業年報
・在留外国人統計 ・火災年報 ・検察統計年報
など
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