令和元年度 所管事務調査(教育民生常任委員会)
委員会 調査日 |
調査内容と意見 | 担当課 | |
教育民生常任委員会 令和2年3月24日 |
○教員の一年単位の変形労働時間制について | 教育推進課 | |
美郷町の教員の時間外労働を減らすために、通学バス時間の変更やノー残業デーの取り組み、校長先生による教員ひとりひとりの勤務状況の確認や意識啓発などは評価するが、実態は長時間労働がなかなか解消されないようである。 教員は時間外労働に対応した労働環境でない。美郷中学校の残業時間が月平均76時間というのは、大変な労働環境だ。教員不足も要因と思われる。 1年単位の変形時間労働制の導入にあたっては、現場の声や実態把握が重要であり、国がすすめる制度ではあるが、全国一律でなく地域にあった対応を検討すべきと考える。 制度内容においては、すべての教師に画一的に導入するものでないとしているが、具体については情報不足なので、もう少し調査の必要がある。 秋田県教育委員会は、年度内の条例制定は見送る考えであり、町教育委員会としても県の動向を見守っている状況である。現時点では、方向性が見えない状況であるので、当委員会としてもその動向を見守りつつ情報取集しながら、調査していく必要がある。 |
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○新型コロナウイルスの感染防止における取り組みについて | 教育推進課 | ||
国の一斉休校の要請を受け、すぐに休校とせず2日間の猶予をもって児童・生徒への指導を行ってから休校に入ったこと、3日間の臨時登校日を設けて、児童・生徒の状況把握をしっかり行ない、未履修への対応もできていること、これらの対応は大変よかったと評価するものである。 学校における新型コロナウィルス感染防止への対応は適切であると認める。 万一の感染に備えて、新学期においても、適切に感染防止の対応に努められたい。 |
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教育民生常任委員会 令和元年11月8日 |
○災害発生時の備蓄品について
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住民生活課 | |
幸いにも大きな災害はなく、備蓄品を使うことはないようだが、備蓄品を使うことはないようだが、備蓄品は消費期限に合わせてよく管理されている。いざという時の体制もできているようだ。 夏季に災害があった場合の避難所の暑さ対策について、何らかの対策が必要でないか。必要な備蓄品等の検討など対策を講じられたい。 避難所に直結していない備蓄庫については、将来的に避難所に直結した場所に移すべきである。 |
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○通学バスの運行状況について
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教育総務課 | ||
委託を受けている事業者において、安全に留意しながら運行されているため、児童生徒に関わる事故もなく、適切な運行がされていることだと思うが、運転手の健康管理を事業者のみに任せることなく、町としても年1回は検診を受けたものをチェックできる体制を望む。 通学バスの利用対象者において、数メートルの違いで利用できる児童生徒と利用できない児童生徒がいることを鑑み、児童生徒及びその保護者への説明を丁寧にお願いする。 通学バスに対する不平不満は不公平感から生じるものと感じるので、運行経路も含めて、不公平感のない運行を実施されたい。 |
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○いじめ対策、不登校児童・生徒への対応について
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教育推進課 | ||
教育に携わる方には、認知件数が気になるところだと思うが、認知されている事案のみならず、隠れたいじめをどのように見つけ対処していくかを意識していじめ対策にあらってもらいたい。 いじめ、不登校はデリケートな問題だが、いつ発生してもおかしくないと捉え、大変な事態にならないよう、対応の徹底をされたい。また、万一発生した大きな事案については、個人情報に配慮しつつ情報開示をされたい。 |
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○高齢者支援について
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福祉保健課 | ||
介護保険は広域的におこなわれているのでサービスは共通しているが、町独自の高齢者支援において、他市町に比較して質のよいサービスを望むとともに、他に先駆けた対策を望む。 ひとりぐらしの高齢者には、支援事業などの情報が届きにくいと思われる。そのため、民生委員を頼りにするだけでなく、地域サロンやミニディに町の社会福祉士、栄養士などかかわりを持ちながら、ひとりぐらしの高齢者が地域で自分がどういう支援事業をうけられるか周知し、認知症予防や介護予防となる事業をすすめてほしい。 |
教育民生常任委員会 | |
令和元年11月8日 | 令和2年3月24日 |
委員長 | 藤原 政春 | ||
副委員長 | 熊谷 良夫 | ||
委 員 | 深沢 義一 | 内田 清文 | 細井 邦男 |
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