コラム「風」令和2年3月

油断できぬ

秋田県美郷町長 松 田 知 己 

 稲株が出ている田んぼを眺め、「今年はこのまま春になるか」と思っていた立春から、一気に冬を引き寄せた2月。雪は降らないか、降ったとしてもたいしたことないと勝手に決め込んだ私は、実は冬靴から夏靴に既に衣替えを済ましておりました。慌てて冬靴たちを引っ張り出しましたが、改めて油断禁物を実感した次第です。

 最近の気象は、地球温暖化の影響だろうと思いますが、「多少」や「高低」に振幅があるように感じます。雨も気温も極端な推移が実際にあるわけで、私たちはその振幅に対応して生活していかなければいけません。その観点では、現代は本当に「のほほん」とできない、ある意味で油断禁物の時代になってしまいました、残念ながら。

 そしてこの対応もまさに油断禁物です。新型コロナウイルスです。封じ込めに国は真剣に取り組んでおり、できるだけ早い収束を望みたいところですが、やっかいなウイルスで、発症していなくても感染するとのこと。ということは、感染しているかどうかが見た目で分からないわけで、感染予防を人任せにはできません。

 自衛手段は外出時のマスク着用、帰宅時の手洗い・うがいとのこと。しばらくの間、みなさんでがんばっていきたいものです。また役場においては、感染予防のため各施設入口付近にアルコール消毒液を備え付けておりますので、ご来庁の際にご活用ください。そして役場職員のマスク着用も、役場業務を継続遂行するための自衛手段ですので、マスク着用にどうかご理解をお願いいたします。

 こうした一丸の努力でも、世の中には万に一つがあります。もしも町内で感染が確認された場合は、「美郷町新型インフルエンザ等対策行動計画」に準拠して対応するよう指示しており、万一の状況にも備えてまいります(そうした対応が不要なことを願いますが)。

 ちなみに、アルコール消毒は手だけでなく、体にも絶対必要だという方がいます。その方曰く、「だから晩酌は自衛手段」とのこと。むむむ、これも油断できぬ話です(笑)。

(広報美郷 令和2年3月号より)

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