コラム「風」平成30年9月

同調へのお願い
秋田県美郷町長 松 田 知 己

 さてさて、本当に暑い夏でした。7月から連日の30℃超えは、私の記憶にはありません。みなさんの記憶ではいかがでしょうか。
 また今夏は、約1世紀ぶりに別次元の「あつさ」もありました。高校野球です。甲子園での金足農業高校の活躍は、みなさんを熱くしてくれました。優勝は逃しましたが、第1回大会以来の準優勝。素晴らしいです。そしてこれも素晴らしかった。試合後の全力校歌。力一杯に歌う姿にしびれました。まさに「今を生きるという姿勢を感じ、一生懸命さや一途さ、真剣さに心底感動した次第です。
 「感動とは感じて動くと書くんだなあ」という相田みつをさんの作品があります。感じる部分の核心は、心の同調性にあると私は思いますが、今回、球児の一途さや真剣さに同調した自分に対し、「おっさんもまだ心の同調力はあるな」と確認した夏でもありました。
 他方、こうした一生懸命さや真剣さが大切なことは、スポーツのみならずすべてに共通だろうと思います。美郷町において、公共施設再編や学校統合など大きな課題を解決できた核心には、課題を解決しようと一生懸命に取り組んだ職員等の真剣さに、町民みなさんが同調してくださったことも大きいと、私は認識しております。
 そして、現在取り組んでいるのが除雪路線の見直しです。背景には、早朝除雪を規定時間の午前7時までに終了させたいという課題があります。道路拡幅や歩道整備の結果、除雪延長・面積は年々増加し、規定時間に終了できない日が生じております。除雪機械と作業員に限りがありますので、通勤・通学までに終えてほしいという要望にお応えするには、除雪路線の見直しが必要という結論です。
 首都大学東京による町内調査も踏まえて検討し、休止路線の基準を定めました。該当する路線は既に関係みなさんに提示させていただいております。少しご不便をお掛けする方向の見直し検討ですが、課題解決に向けて同調してくださいますよう、お願いいたします。
 これから食欲の秋を迎えます。誰しもが同調したくなるテーマですが、こちらへの同調はおなかと相談し、どうぞご慎重に(笑)。
(広報「美郷」平成30年9月号より)
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